平成30年4月20日(金)に山形厚生病院の重度認知症デイケア『ひだまり』にて、NPO法人日本演劇情動療法協会のご協力を得て『春のMed-ET Theatre シャンソンとクラシックの午後in山形厚生病院』と題してイベントを開催し、デイケアなどに通う患者様を対象に認知症情動療法を実施しました。
第一部
演劇情動療法
演劇情動療法
第一部では演劇情動療法士であり、俳優・演出家も務める前田有作先生が「笑う門」「妹への手紙」を朗読してくださいました。
状況を想像させる4枚の写真を見ながら、前田先生の感情を込めた朗読を聞きました。
真剣に聞き入る患者様や、昔を思い出して涙を流す患者様もいらっしゃいました。
ピアノの生演奏も所々に織り込められ、より感情に訴えかける効果があったのではないかと思います。
ドラマリーディング 前田有作先生
題名:「笑う門」「妹への手紙」
第二部
第二部ではピアニストの斎藤美香先生によるピアノクラシック、シャンソン歌手の夏川玲先生による歌の披露がありました。
それまで落ち着かない様子だった患者様が拍手をしたり、顔を伏せていた患者様が「うまいぞ~」と声をあげたりと、感情に訴えかける効果を得られる何よりの証拠だと思います。
ピアニスト 斎藤美香先生
曲目:「月光」「ノクターン」「別れの曲」
シャンソン歌手 夏川玲先生
曲目:「ねぇあんた」「我が麗しき恋物語」「愛の賛歌」
是非またこのような機会を設けていきたいと思います。